公開日
2026年4月21日

アサイン管理ツールの選び方と主要6ツール(Co-Assign・fapi・Talevis・TeamSpirit・Backlog・Smartsheet)を、受託・SI・SES企業の視点で整理。自社の課題パターン別に、比較時に見るべき観点を提示します。
目次
本記事は Talevis(タレビス)提供会社(株式会社ジャパンコンピューターサービス)が公開しています。比較情報は各社の公開情報をもとに、2026年4月時点で確認した内容に基づいています。導入検討時は各社の最新情報もあわせてご確認ください。
アサイン管理の業務負荷が増えてきて、ツールの導入を検討し始めた──多くの企業では、こうした段階から情報収集が始まります。ただ、いざ調べ始めると「どのツールも似たような説明が並んでいて違いが分かりにくい」「結局どれを軸に比較すればよいのか判断しきれない」という壁にぶつかりやすい領域でもあります。
アサイン管理ツールは、一見似たテーマに見えても、現場で発生している問題や必要な機能は企業ごとに異なります。案件の規模、並行プロジェクト数、スキル情報の扱い方、予実との連携度合いなど、自社の前提によって適合するツールが変わるためです。
本記事では、アサイン管理ツールを選ぶ際の観点を整理したうえで、主要なツール6つを紹介します。案件ベースで人を動かす事業を営む企業、とくに受託・SI・SES・コンサルティングなどの現場を想定した視点で解説します。
「アサイン管理ツール」として検索すると、タスク管理、工数管理、リソース管理、タレントマネジメントなど、幅広いツールが表示されます。これらをすべて同列に並べると、何を基準に選べばよいか逆に分かりにくくなります。
本記事では、以下の6ツールを対象に整理します。
アサイン管理を設計の中心に据えたツール:
アサイン管理の機能を含む周辺カテゴリのツール:
前者はアサイン管理を主目的にしたツール、後者はアサイン管理が機能の一部として含まれるツールです。同じ検討候補に挙がることがあるため、両者を並べて違いを整理します。
多くの企業で、アサイン管理は最初はExcelやスプレッドシートで始まります。案件数が少なく、アサインの見直しも月に数回程度であれば、これで十分運用できます。
問題が出てくるのは、次のような条件が重なってきたときです。
このとき表面化するのは「情報が足りないこと」ではなく、情報がつながっていないことです。
案件情報は営業が管理、スキル情報は別の台帳、アサイン表は現場、収支は管理職──と、関係する情報が分散した状態でアサイン変更が起きると、どの情報が最新なのか分からなくなります。会議の大半は状況確認に費やされ、変更の影響は後から別途確認することになる。Talevisの開発元がITサービス提供の現場で長く向き合ってきた問題も、まさにこの「情報間の分断」でした。
このため、ツール選定では「何ができるか」以上に、変更が入ったときに情報がどうつながるかを見ることが重要になります。
同じ「アサイン管理に課題がある」でも、中身は企業によって異なります。ツール比較に入る前に、自社の課題がどの程度複合化しているかを把握しておくと、選定の判断がしやすくなります。
以下のチェックリストで、該当する項目を確認してみてください。
ひとつの目安として、該当が1〜2個の場合、課題は比較的局所的です。特定領域に強みを持つツールで十分対応できるケースが多くなります。
該当が3個以上の場合、課題が複数領域にまたがっています。この状態では、単機能の強さより「情報がどこまで一体で扱えるか」が選定の決め手になりやすくなります。ツールを複数重ねて使っても、Excel時代と同じ情報分断が残りやすいためです。
Co-Assignは、アイリッジ株式会社が提供する、アサイン管理を中心に設計されたクラウドサービスです。
特徴
料金(公開情報ベース)
向いているケース
fapiは、株式会社エフ・ディー・シーが提供する、スキル情報の管理とアサイン業務を組み合わせて扱うクラウドサービスです。
特徴
料金(公開情報ベース)
向いているケース
Talevisは、スキル・アサイン・案件・予実を一体で扱うことを前提に設計されたクラウドサービスです。
特徴
また、アサイン情報の履歴を蓄積し、任意の2時点でのデータ状況を比較できる点も特徴です。例えば、
といった形で、「いつの時点ではどうだったか」を遡って確認することができます。
料金
向いているケース
TeamSpiritは、株式会社チームスピリットが提供する勤怠・工数起点の統合型クラウドサービスです。工数入力、予実管理、プロジェクト原価管理、プロジェクトアサイン管理などを扱うことができます。
特徴
料金(公開情報ベース)
向いているケース
Backlogは、株式会社ヌーラボが提供するプロジェクト・タスク管理ツールです。アサイン管理は「誰がどのタスクを担当するか」という粒度で扱われ、案件単位のリソース最適化を主目的にしたツールではありません。
特徴
料金(公開情報ベース)
向いているケース
Smartsheetは、スプレッドシート型のインターフェースを持つリソース・プロジェクト管理プラットフォームです。自由度の高いシート構造を軸に、リソース管理や業務管理に応用することができます。
特徴
料金(公開情報ベース)
向いているケース
| ツール名 | 中心に据えている領域 | 料金体系 | 料金(目安) | 無料トライアル |
|---|---|---|---|---|
| Co-Assign | アサイン調整の効率化 | 人数階層型 | 月額30,000円〜(1〜39人)/初期費用0円 | 30日間 |
| fapi | スキル情報の整備・活用 | ユーザー課金+初期費用 | 月額300〜800円/人/初期費用500,000円 | 1ヶ月 |
| Talevis | スキル・アサイン・予実の統合管理 | ユーザー課金+最低額 | 月額700円/人(最低50,000円/月) | あり |
| TeamSpirit | 勤怠・工数起点の統合型管理 | ユーザー課金 | 要問合せ(プラン・人数により変動) | あり |
| Backlog | プロジェクト・タスク管理 | プラン定額型 | 月額2,970円〜(スタータープラン) | 30日間 |
| Smartsheet | 汎用的なリソース・業務管理 | メンバー課金 | 1,600円/メンバー/月〜(リソース管理は上位プラン機能) | あり |
※2026年4月時点で確認した各社の公開情報に基づく整理です。料金・プラン構成は変更される場合があるため、最新・正確な情報は各社の公式サイトでご確認ください。
どのパターンに近いかで、ツール比較時に確認すべきポイントが変わります。機能一覧を網羅的に見比べるより、自社の課題を解くのに必要な観点から評価するほうが、選定の失敗を減らせます。
誰がどの案件に入っているか、誰が空いているかの把握に時間がかかっている状態。まずは全体像の見える化を優先したい段階です。
ツール選定で確認すべき観点
スキル情報は別管理で、アサイン判断には活かしきれていない状態。スキル情報を使った人材検索や経歴書作成を軸にしたい段階です。
ツール選定で確認すべき観点
アサインを変えるたびに、予実・案件情報・収支などの更新が発生し、変更の影響が後追いでしか見えない状態。複数の情報を一体で扱う必要が出てきた段階です。
ツール選定で確認すべき観点
これまでの内容を、自社状況に照らして整理してみてください。
チェックリストの該当数が少なく、パターン①または②に近い場合は、その領域で必要な機能に絞ってツールを比較することで、候補を絞り込みやすくなります。「課題パターン別に、ツール選定で見るべき観点」で挙げた確認ポイントを、そのまま比較時のチェック項目として活用いただけます。
チェックリストの該当数が多く、パターン③の観点が複数含まれている場合は、単機能の組み合わせでは情報分断が残りやすい状態です。この場合は、情報を一体で扱うことを前提にしたツールが候補に入ります。パターン③で挙げた4つの観点(予実・収支への自動反映、同一システム内での情報連携、ノーコード拡張、履歴機能)のうち、いくつ必要かを整理したうえでツールを比較するのが有効です。
アサイン管理の周辺にある勤怠・工数・タスク管理を包括的に扱いたい場合や、既存のスプレッドシート運用を拡張する方向性であれば、周辺カテゴリのツールも検討対象になります。
Q. Talevisの料金体系を教えてください。
A. 月額700円/人のユーザー課金制で、最低月額は50,000円/月です。初期費用はかかりません。詳細な契約条件や最新情報は、サービス資料またはお問い合わせにてご確認ください。
Q. 既存のExcel管理からTalevisへの移行は可能ですか?
A. 可能です。メンバー・案件・アサイン情報のインポートに対応しており、Excel/スプレッドシートで管理してきた情報を取り込んで利用を開始できます。
Q. 他のツールからTalevisへの乗り換えは可能ですか?
A. 可能です。既存ツールからエクスポートした情報をTalevisに取り込む形になります。既存データの項目構造がTalevisの管理項目にどこまで対応できるかを事前に確認しておくと、移行がスムーズです。検討段階での個別のご相談もお受けしています。
Q. 無料トライアルは用意されていますか?
A. 無料トライアルをご用意しています。全機能を試すことができ、クレジットカード登録は不要です。トライアル期間の終了後に自動で課金されることもありません。
NEXT ACTION
アサインと予実の自動連動、スキル条件でのアサイン検討、ノーコードでの業務カスタマイズ、任意2時点でのデータ比較など、本記事で触れた機能を資料にまとめています。アサイン管理ツールの比較検討にお役立てください。
株式会社ジャパンコンピューターサービス
本社
〒101-0025
東京都千代田区神田佐久間町1-11 7階