サービスロゴ
スキル・要員管理アサイン管理案件・契約管理予実管理ノーコードカスタマイズ
お役立ち情報
スキル・要員管理アサイン管理案件・契約管理予実管理ノーコードカスタマイズ
お役立ち情報

プロジェクト予実・原価管理ツール比較6選|受託・SI・SES向け4系統の整理と選び方

公開日

2026年5月21日

予実管理原価管理ツール比較
プロジェクト予実・原価管理ツール6つを4系統で比較するイメージ

プロジェクト型ビジネスの予実・原価管理ツールを4系統で整理し、主要6ツール(Loglass・Scale Cloud・Lychee Redmine・TeamSpirit・ZAC・Talevis)を受託・SI・SES企業の視点で比較。自社の課題タイプ別に、比較時に見るべき観点を提示します。

目次

プロジェクト予実・原価管理が複雑になりやすい理由本記事で扱う範囲取り上げるツールの選定基準自社の出発点別の候補系統(早見)プロジェクト予実・原価管理ツールの4系統① 会計系統合型(経営管理・予実差分が起点)② プロジェクト管理機能拡張型(タスク・工程管理が起点)③ 工数起点型(工数入力と勤怠が起点)④ 案件・人材データ起点型(本記事の中心)なぜExcelでは予実・原価管理に限界が出るのか自社の課題タイプを整理する主要6ツールの特徴と料金会計系統合型プロジェクト管理機能拡張型工数起点型案件・人材データ起点型主要6ツールの比較サマリー課題パターン別に選定で見るべき観点パターン①:全社・部門単位の予実差分分析を効率化したいパターン②:プロジェクトの進捗とコスト・予算を同じ画面で扱いたいパターン③:工数を起点に案件別の原価をリアルタイムに把握したいパターン④:アサイン変更が案件別の予実・収益見込みに連動する仕組みが必要Talevisの位置付けプロジェクト予実・原価管理ツールについてよくある質問関連記事

本記事は Talevis(タレビス)提供会社(株式会社ジャパンコンピューターサービス)が公開しています。比較情報は各社の公開情報をもとに、2026年5月時点で確認した内容に基づいています。導入検討時は各社の最新情報もあわせてご確認ください。


プロジェクト型ビジネスで「予実管理」「原価管理」のツール選定を始めると、検索結果には経営管理クラウド、プロジェクト管理SaaS、工数管理ツール、案件特化型ERPと、起点の異なる製品が並びます。同じ「予実・原価管理」という言葉で語られていても、対象データや運用上の出発点が違うため、いきなり製品比較に入ると判断軸が定まりにくくなります。

受託・SI・SES・コンサルティングのように案件単位で人を動かす事業では、予実・原価は「案件ごとの収益」と「人の配置」が連動して動きます。会計系の予実差分だけ、あるいはタスク管理上の進捗だけを見ても、案件単位の損益や配置変更の影響までは追いきれないという声が増えてきます。

本記事ではまず、プロジェクト予実・原価管理ツールを4つの系統に整理し、各系統から代表的な6ツール(Loglass・Scale Cloud・Lychee Redmine・TeamSpirit・ZAC・Talevis)を取り上げて比較します。そのうえで、自社の課題タイプに応じて、比較時に見るべき観点を整理します。

プロジェクト予実・原価管理が複雑になりやすい理由

「予実管理」「原価管理」は本来、全社・部門単位の管理会計から始まった領域です。一方、受託・SI・SES・コンサルなどのプロジェクト型ビジネスでは、収益も原価も案件ごと・期間ごと・配置ごとに分解する必要があります。

予実管理を構成する三つの要素(予算・実績・見込)のうち、運用上もっとも負荷がかかりやすいのは**見込(着地予測)**です。予算は期初に決まれば期中で大きく動かず、実績は勤怠・請求・売上などの基幹システムから自動的に集まります。これに対して見込は、配置変更や契約変更のたびに人手で更新する前提になりやすく、案件数が増えるほど更新作業が積み上がる領域です。

具体的には、次のような事情が重なります。

  • 案件によって契約形態(請負・準委任・SES)、収益構造、必要なスキル構成が異なる
  • アサイン変更が頻繁に発生し、変更のたびに案件別の見込・原価が動く
  • 月次決算サイクルの粒度では、案件途中での収益悪化の検知が遅れやすい
  • 営業(案件情報)、現場(アサイン・工数)、管理職(収支)、経理(決算)と、関係情報が部署をまたいで分散している

この結果、全社の予実差分は会計システムで見える一方で、案件単位の見込み利益や配置変更の影響は別ファイルや別作業で突き合わせる、という運用になりがちです。検索結果に並ぶ製品も、どのデータを起点にこの分散を埋めるかで設計思想が分かれます。

本記事で扱う範囲

本記事では、プロジェクト型ビジネス(特に受託・SI・SES・コンサルティング)における予実・原価管理を主対象とします。製造業や建設業の工事原価管理、量産品の標準原価計算は対象範囲外です。

取り上げるツールの選定基準

本記事では、予実・原価管理を主機能として公開情報で確認できる6ツールに絞って比較します。アサイン管理を主軸としつつ予実・原価管理機能を含む近接ツールは、アサイン管理側の検索文脈で扱うため本記事では取り上げません。これらはアサイン管理ツール比較6選|選び方と主要ツールを受託・SI・SES企業向けに整理で整理しています。

自社の出発点別の候補系統(早見)

本記事で取り上げる6ツールを、自社の出発点別にマッピングすると以下になります。各系統と各ツールの詳細は、後段のプロジェクト予実・原価管理ツールの4系統と主要6ツールの特徴と料金で扱います。

自社の出発点系統本記事で取り上げる代表
全社・部門単位の予実差分を効率化したい会計系統合型Loglass、Scale Cloud
プロジェクト進捗とコスト・予算を同じ画面で扱いたいプロジェクト管理機能拡張型Lychee Redmine
工数を起点に案件別の原価を把握したい工数起点型TeamSpirit
アサイン変更と案件別予実を連動させたい案件・人材データ起点型ZAC、Talevis

各系統の代表として取り上げているもので、各カテゴリ内の唯一の選択肢を示すものではありません。検討時は同じ系統の他ツールも候補に含めて比較いただくことを前提に、本記事では系統ごとの「起点となるデータ」と「設計思想」の違いを整理します。

プロジェクト予実・原価管理ツールの4系統

プロジェクト予実・原価管理ツールは、何を起点に予実・原価データを組み立てるかによって整理できます。一般的に確立した分類があるわけではないため、本記事では便宜上、起点とするデータで4系統に整理し、各ツールの位置付けを示します。それぞれ得意とする領域と運用前提が異なるため、自社の出発点と合う系統を選ぶことが、ツール比較の前段として有効です。

① 会計系統合型(経営管理・予実差分が起点)

会計データ(月次決算・実績仕訳)を起点に、全社・部門単位の予算と実績の差分分析を中心に据える系統です。

  • 起点:会計データ・予算データ
  • 主対象:管理会計部門・経営企画部門
  • 主機能:予算策定の集約、見込・実績の収集と統合、多軸での差分分析、子会社・部門の予実集約
  • 代表ベンダー:Loglass、Scale Cloud、DIGGLE、fusion_place など

経営管理・予算策定の視点で全社の予実を整える前提に立ちます。案件・人材データとの直接連動は、外部システム連携を組む構成が一般的です。

② プロジェクト管理機能拡張型(タスク・工程管理が起点)

ガントチャートやタスク管理を中心としたプロジェクト管理ツールに、コスト・予算管理機能が拡張される形で含まれている系統です。

  • 起点:タスク・工程・進捗
  • 主対象:プロジェクトマネージャー
  • 主機能:ガントチャート、課題管理、リソース割当、EVM(出来高管理)、コストマネジメント
  • 代表ベンダー:Lychee Redmine、monday.com、Asana など

プロジェクトの進捗管理を中心に据え、そのうえでコスト・予算管理の機能を組み合わせる前提に立ちます。プロジェクト単体での管理粒度に主眼があり、案件横断での原価集計や予実差分の経営報告は、外部ツールと組み合わせるケースが見られます。

③ 工数起点型(工数入力と勤怠が起点)

メンバーの工数入力を起点に、原価計算・プロジェクト損益・勤怠管理を統合する系統です。

  • 起点:工数入力・勤怠データ
  • 主対象:現場マネージャー+経営層
  • 主機能:工数入力、プロジェクト原価管理、勤怠管理、経費精算
  • 代表ベンダー:TeamSpirit、クラウドログ、TimeCrowd など

工数の積み上げで案件別の原価をリアルタイムに把握する設計です。勤怠・経費を同一基盤に載せることで、人にかかるコストを起点に予実・原価を扱えます。

④ 案件・人材データ起点型(本記事の中心)

案件と人材の対応関係(誰がどの案件に・いつ・どれだけ入っているか)を起点に、予実・原価を組み立てる系統です。

  • 起点:案件×人材のアサイン情報
  • 主対象:受託・SI・SES・コンサルの経営層・管理層
  • 主機能:プロジェクト別損益管理、個別原価計算、アサイン情報と予実の連動
  • 代表ベンダー:ZAC、プロカン、board、Talevis など

案件・契約・人材・アサインのデータを同一基盤で扱い、配置や契約変更がそのまま予実・原価に反映される設計です。受託・SI・SES・コンサルティングのように、人の配置自体が原価の主要因となる事業との適合度が高い領域として位置付けられます。Talevisはこの系統に属し、特にアサイン変更が予実に直接連動する点を設計の中心に据えています。

なぜExcelでは予実・原価管理に限界が出るのか

プロジェクト予実・原価管理は、多くの企業でExcelやスプレッドシートから始まります。案件数が少なく、月次の予実集計も月末にまとめて作成すれば足りるうちは、これで運用できます。

問題が表面化するのは、次のような条件が重なってきたときです。

  • 並行する案件数が増え、案件別の損益を一覧で把握しにくくなってきた
  • アサインや契約の変更が頻発し、そのつど予実シートを手作業で更新している
  • 営業(案件情報)と現場(工数・配置)と経理(決算)で別々のシートが動いており、どの数字が最新か分からなくなる
  • 月次決算が出てから案件単位の収益悪化に気づき、対処が後手に回る

このとき表面化するのは「数字が足りないこと」ではなく、数字同士がつながっていないことです。案件・配置・工数・契約・実績がそれぞれ別ファイルにある状態では、変更が入るたびに手作業で突き合わせが必要になり、月次の集計も二次作業の積み重ねになります。

ツール選定で見落とされやすいのは、「予算と実績を並べて見られるか」「案件別の損益が出せるか」といった集計結果を見るための機能に目が向きやすいことです。これは現状把握には有効ですが、案件・契約・配置が動いたときに数字がどう追従するかまでは含まれません。Excel運用で起きていた情報分断が、ツール導入後も別の形で残るのはこの局面です。

このため、プロジェクト予実・原価管理ツールの選定では、「何が見えるか」と同時に、変更が入ったときに数字がどうつながるかを見ることが重要になります。なお、Excelでアサイン管理表を設計する際の項目構成や、Excel運用がツール化に切り替わる条件は、アサイン管理Excelテンプレート【項目設計と稼働率の見える化】で整理しています。

自社の課題タイプを整理する

同じ「予実・原価管理を改善したい」でも、出発点と中心課題は企業によって異なります。ツール比較に入る前に、自社の課題がどの領域にあるかを把握しておくと、4系統のうちどれを軸に検討するかが見えやすくなります。

以下のチェックリストで、該当する項目を確認してみてください。

  • 全社・部門単位の予算と実績の差分分析に時間がかかっており、月次決算後の集計を効率化したい
  • プロジェクトの進捗とコスト・予算を同じ画面で管理したい
  • メンバーの工数を起点に、案件別の原価をリアルタイムに把握したい
  • アサイン変更が案件別の予実管理(特に見込み利益)に即座に反映される仕組みが必要
  • 営業(案件)・現場(配置・工数)・経理(決算)で情報が分散しており、案件単位で突き合わせるのに手作業が発生している

ひとつの目安として、上位2項目(全社予実差分・プロジェクト進捗とコスト)が中心の場合は、会計系統合型またはプロジェクト管理機能拡張型が候補に入ります。

工数を起点に原価を把握したいという項目が中心の場合は、工数起点型が候補に入ります。

下位2項目(アサイン変更の予実連動・部署横断の情報分断)が中心の場合は、案件・人材データ起点型が候補に入ります。単機能のツールを複数組み合わせる構成では、Excel運用で起きていた情報分断が、ツール導入後も別の形で残りやすい領域です。

なお、「アサイン管理」「リソース管理」「要員管理」という別の検索文脈で同じ受託・SI・SES向けツールを整理した記事もあります。アサイン管理の視点ではアサイン管理ツール比較6選|選び方と主要ツールを受託・SI・SES企業向けに整理、リソース管理の視点ではリソース管理ツール比較|4系統の整理と案件アサイン向け主要3ツール、人軸×案件軸の視点では要員管理ツール比較6選|人軸×案件軸で整理する受託・SI・SES向けの選び方もあわせて参考になります。

主要6ツールの特徴と料金

会計系統合型

Loglass

Loglassは、株式会社ログラスが提供する経営管理クラウドサービスです。予算策定から見込・実績の収集、差分分析までを一つの基盤で扱うことを前提に設計されています。

公式情報で案内されている主な機能

  • 予算策定(表計算ソフトとの連携)
  • 見込・実績データの収集・統合
  • 事業別・製品別・顧客別など多軸での予実分析
  • 子会社・部門単位での予実管理
  • AI活用による経営分析、人員計画、設備投資計画

料金(公開情報ベース)

  • 個別見積もり(公式サイト上で価格は非公開)
  • 無料デモあり

対象として案内されている領域

  • 広告・メディア、システム開発、不動産、消費財、中間流通、物流などの業種で導入実績が紹介されています。

詳細・最新情報はLoglass公式サイトでご確認ください。

Scale Cloud

Scale Cloudは、株式会社Scale Cloudが提供する予算策定・予実管理・KPI管理を一元化するクラウドサービスです。

公式情報で案内されている主な機能

  • PL(損益)とKPIをつないだ管理
  • 部門横断での予実分析
  • 異常値検知・ダッシュボード
  • 先行指標と結果指標の両面管理
  • 経営管理プロフェッショナルによる伴走支援

料金(公開情報ベース)

  • 月額10万円〜
  • 初期費用は公式サイトに記載なし

対象として案内されている領域

  • 上場企業・上場準備企業、複数事業を持つ企業、子会社管理が必要な企業を対象として案内されています。

詳細・最新情報はScale Cloud公式サイトでご確認ください。

プロジェクト管理機能拡張型

Lychee Redmine

Lychee Redmine(ライチ・レッドマイン)は、株式会社アジャイルウェアが提供するプロジェクト管理クラウドサービスです。Redmineをベースに、ガントチャートやコストマネジメント機能を拡張する構成です。

公式情報で案内されている主な機能

  • ガントチャート、Neoバックログ・カンバン、ダッシュボード
  • リソースマネジメント(工数管理)、EVM(出来高管理)
  • コストマネジメント・予算管理
  • CCPM(クリティカルチェーンプロジェクトマネジメント)
  • AIアシスタント

料金(公開情報ベース)

  • フリー:0円
  • スタンダード:900円/月
  • プレミアム:1,400円/月
  • ビジネス:2,100円/月
  • 無料トライアル:30日間(スタンダード以上)

対象として案内されている領域

  • 製造業、自動車関連、ソフトウェア開発など、規模を問わず幅広い業種で導入実績が紹介されています。

詳細・最新情報はLychee Redmine公式サイトでご確認ください。

工数起点型

TeamSpirit

TeamSpiritは、株式会社チームスピリットが提供する勤怠・工数を起点とした統合型クラウドサービスです。プロジェクト原価管理機能を含みます。

公式情報で案内されている主な機能

  • プロジェクト原価管理(赤字プロジェクトの早期発見)
  • 工数管理(リアルタイム原価把握)
  • 勤怠管理、経費精算、労務管理
  • タレントマネジメント連携

料金(公開情報ベース)

  • 月額料金(プラン別、いずれも50名分相当の最低月額料金。50名以下でも契約は可能で、月額料金は変動しません)
    • TeamSpirit工数:18,000円/月〜
    • 勤怠+工数セット:30,000円/月〜
    • 勤怠+工数+経費セット:40,000円/月〜
  • 初期費用:あり(金額は個別見積もり)
  • 契約形態:年間契約
  • 無料トライアル:あり

対象として案内されている領域

  • 中堅〜大企業(1,000名以上向けの Enterprise版あり)、製造業・金融業・建設業の特化版も案内されています。

詳細・最新情報はTeamSpirit公式サイトでご確認ください。

案件・人材データ起点型

ZAC

ZACは、株式会社オロが提供するプロジェクト型ビジネス向けクラウドERPです。案件・販売・購買・勤怠・工数・経費を一つの基盤で扱うことを前提に設計されています。

公式情報で案内されている主な機能

  • プロジェクト別損益管理
  • 個別原価計算の自動化
  • 月次決算早期化
  • 工事進行基準対応
  • 内部統制強化(IPO対応)
  • プロジェクト・販売・購買・勤怠・工数・経費の統合

料金(公開情報ベース)

  • 個別見積もり(公式サイト上で価格は非公開)
  • 無料デモ相談・製品資料ダウンロードに対応

対象として案内されている領域

  • IT・システム開発、SaaS・ソフトウェア、広告、コンサルティング、建設、設計など、プロジェクト型ビジネスを対象として案内されています。

詳細・最新情報はZAC公式サイトでご確認ください。

Talevis

Talevisは、スキル・アサイン・案件・予実を一体で扱うことを前提に設計されたクラウドサービスです。受託・SI・SES・コンサルティングなど、案件単位で人を動かす事業を対象としています。

特徴

  • アサイン変更が予実に自動で反映される設計
  • スキル条件をアサイン検討に直接利用できる
  • ノーコードで要員・案件の管理項目を拡張できる
  • 任意の2時点でのデータ状況を比較できる履歴管理

予実・原価管理の文脈では、配置や契約の変更が即座に案件別の予実管理(特に見込み利益)に反映される点が特徴です。例えば、

  • 四半期前と現在での案件別収益の変化
  • 特定案件の途中アサイン変更が、年度の見込み利益に及ぼす影響

といった形で、配置や契約が動いたときの収益影響を、その場で確認できます。

料金

  • 月額:700円/人(最低月額50,000円)
  • 初期費用:0円
  • 無料トライアル:あり

向いているケース

  • アサイン変更や契約変更の影響を、案件別の予実・収益見込みと連動させたい
  • 案件・配置・スキル・予実を一つの基盤で扱いたい
  • 自社の業務ルールに合わせて、管理項目や独自メニューをノーコードで設計したい

主要6ツールの比較サマリー

ツール系統中心領域料金(目安)無料トライアル
Loglass会計系統合型経営管理・予実差分分析個別見積もり無料デモ
Scale Cloud会計系統合型予実管理・KPI一元化月額10万円〜公式サイトに記載なし
Lychee Redmineプロジェクト管理機能拡張型プロジェクト管理+コスト・予算管理0〜2,100円/月30日間(スタンダード以上)
TeamSpirit工数起点型勤怠・工数・原価の統合月額18,000〜40,000円〜(プラン別/50名分相当)+初期費用ありあり
ZAC案件・人材データ起点型プロジェクト型ERP(販売〜原価)個別見積もり無料デモ・資料DL
Talevis案件・人材データ起点型アサイン×予実×スキルの統合月額700円/人(最低50,000円/月)・初期費用0円あり

※2026年5月時点で確認した各社の公開情報に基づく整理です。料金・プラン構成は変更される場合があるため、最新・正確な情報は各社の公式サイトでご確認ください。

課題パターン別に選定で見るべき観点

どのパターンに近いかで、ツール比較時に確認すべきポイントが変わります。機能一覧を網羅的に見比べるより、自社の課題を解くのに必要な観点から評価するほうが、選定の失敗を減らせます。

パターン①:全社・部門単位の予実差分分析を効率化したい

月次決算後の予実集計に時間がかかっており、差分分析や経営報告を効率化したい段階です。

ツール選定で確認すべき観点

  • 既存の会計システム・ERPとの連携粒度
  • 多軸(部門・事業・製品・顧客)での予実集約の柔軟性
  • 子会社・グループ単位での集約レポート
  • 予算策定時の表計算ソフトとの連携方式

パターン②:プロジェクトの進捗とコスト・予算を同じ画面で扱いたい

プロジェクトマネージャーがタスク管理と一緒にコスト・予算を扱える状態を作りたい段階です。

ツール選定で確認すべき観点

  • ガントチャート上で予算消化状況が見えるか
  • EVM(出来高管理)の指標を計算できるか
  • リソース割当(工数)と原価集計の接続粒度
  • 案件横断での集計を経営報告に転用できる範囲

パターン③:工数を起点に案件別の原価をリアルタイムに把握したい

メンバーの日次工数入力を起点に、案件別の原価が積み上がる仕組みを作りたい段階です。

ツール選定で確認すべき観点

  • 工数入力の運用負荷(入力UI、勤怠との連動)
  • 工数単価の設定方法(個人単価/ロール単価/案件別単価)
  • 案件別の進行中原価と見込み利益の更新頻度
  • 勤怠・経費・労務との同一基盤での運用範囲

パターン④:アサイン変更が案件別の予実・収益見込みに連動する仕組みが必要

営業・現場・経理で情報が分散し、案件単位の損益や配置変更の影響が後追いでしか見えない段階です。配置・契約・案件・予実を一体で扱う必要が出てきた状態です。

ツール選定で確認すべき観点

  • アサイン・契約の変更が案件別の予実・収益見込みに自動で反映されるか
  • 案件・契約・人材・アサインが同一システム内で連携しているか
  • 管理項目や独自メニューを、ノーコードで自社運用に合わせて拡張できる範囲
  • 任意時点のデータ状態を遡って確認できる履歴機能の有無

Talevisの位置付け

Talevisは、4系統のうち案件・人材データ起点型に属し、特にアサイン情報と予実の連動を設計の中心に据えています。

会計系統合型は会計データ、プロジェクト管理機能拡張型はタスク、工数起点型は工数入力を起点に予実・原価を組み立てます。これらに対してTalevisは、案件と人材の対応関係(誰が・どの案件に・どの期間・どの単価で入っているか)を起点に、配置や契約の変更がそのまま予実に反映される構成です。受託・SI・SES・コンサルティングで、人の配置自体が原価の主要因となる事業を主な対象としています。

Talevisが特徴として挙げている設計上の要素は、以下の3点です。

  • アサイン変更の予実(特に見込)への自動反映:配置や契約が動いたときに、案件別の見込み利益が手作業の更新なしに更新される
  • 任意2時点のデータ比較:四半期前と現在、特定案件の開始前後など、任意のタイミングのデータ状態を比較できる
  • ノーコードでの管理項目拡張:要員・案件の管理項目や独自メニューを、自社の業務ルールに合わせて設計できる

これらは、予実・原価管理を月次集計の効率化ではなく、配置・契約変更を前提とした継続運用の基盤として扱うための設計です。同じ業務を扱う他社サービスと比較検討する際は、各社の最新の対応範囲を公開情報で確認のうえ、自社の課題に最も合う製品を選択することをおすすめします。

プロジェクト予実・原価管理ツールについてよくある質問

Q. 予実・原価管理ツールと会計ソフトの違いは何ですか?

A. 会計ソフトは仕訳・決算・申告など、会計基準に沿った財務会計を中心に扱います。予実・原価管理ツールは、予算と実績の差分分析、案件別損益、プロジェクト原価計算など、経営判断のための管理会計を中心に扱います。会計ソフトとの併用が前提となるケースが多く、会計データを取り込んで予実分析を行う構成も一般的です。

Q. 予実・原価管理ツールとプロジェクト管理ツールの違いは何ですか?

A. プロジェクト管理ツールはタスクや工程の進捗管理を中心に据え、コスト・予算管理を機能の一つとして含む構成が一般的です。予実・原価管理ツール(特に案件・人材データ起点型)は、案件単位の予実管理・原価管理を中心に据え、人材配置・契約・見込み利益までを連動させる構成です。プロジェクト単体の進行管理が中心か、案件横断での損益管理が中心かによって、向く系統が変わります。

Q. 工数管理ツールでは予実・原価管理はできないのですか?

A. 工数管理ツールには、工数の積み上げで案件別の原価を自動計算する機能を備えるものがあります(本記事ではTeamSpiritがこの系統です)。工数を起点に原価を把握したい場合は有力な選択肢になります。一方、案件の契約形態が多様で、アサイン変更や契約変更の影響を予実に直接反映させたい場合は、案件・人材データ起点型のツールも候補に入ります。自社の出発点(工数中心か、案件・配置中心か)で系統を選ぶのが目安になります。

Q. Talevisの料金体系を教えてください。

A. 月額700円/人のユーザー課金制で、最低月額は50,000円/月です。初期費用はかかりません。詳細な契約条件や最新情報は、サービス資料またはお問い合わせにてご確認ください。

Q. 既存のExcel管理からTalevisへの移行は可能ですか?

A. 可能です。メンバー・案件・アサイン情報のインポートに対応しており、Excel/スプレッドシートで管理してきた情報を取り込んで利用を開始できます。メンバー・案件などの管理項目は、ノーコードで追加・変更できます。

Q. 無料トライアルは用意されていますか?

A. 無料トライアルをご用意しています。全機能を試すことができ、クレジットカード登録は不要です。トライアル期間の終了後に自動で課金されることもありません。

関連記事

  • アサイン管理ツール比較6選|選び方と主要ツールを受託・SI・SES企業向けに整理 — アサイン管理という検索文脈での主要6ツール比較。課題タイプ別の選定観点も整理
  • リソース管理ツール比較|4系統の整理と案件アサイン向け主要3ツール — IT資産・プロジェクト管理・WFM・案件アサインの4系統整理と、案件アサイン型ツールを4観点で比較
  • 要員管理ツール比較6選|人軸×案件軸で整理する受託・SI・SES向けの選び方 — タレントマネジメント・WFM・案件アサインの3文脈整理と、人軸×案件軸の比較
  • アサイン管理Excelテンプレート【無料・登録不要DL】|項目設計と稼働率の見える化 — Excel運用の設計手順、SUMIFSによる稼働率集計、ツール化を検討すべき条件

NEXT ACTION

比較検討中の方へ、Talevisの詳細資料をお届けします

アサインと予実の自動連動、任意2時点でのデータ比較、ノーコードでの業務カスタマイズなど、本記事で触れた機能を資料にまとめています。プロジェクト予実・原価管理ツールの比較検討にお役立てください。

会社ロゴ

株式会社ジャパンコンピューターサービス
本社
〒101-0025
東京都千代田区神田佐久間町1-11 7階

会社概要

JCS DX推進グループ

個人情報保護方針

プライバシー・ステートメント利用規約お役立ち情報
プライバシーマーク
copyright © 2025 Japan Computer Services, Inc. All Rights Reserved.